窖改

好きを語り倒す

陳情令感想 23話 落日後の形勢

陳情令第23話感想です。
原作との比較と、がっつりネタバレしますのでご注意。



不夜天。
炎陽殿から若寒を引っ張り出しました。
陰虎符登場。
すごいシリアスなアイテムにされててビックリ。いやとんでもない物なのは間違いないけども、原作陰虎符は羨が邪のものを操るときに笛で大勢動かすの大変だから何か補助になるアイテム欲しいなーくらいの軽い感覚で、屠戮玄武の甲羅の中にあった剣から作った物です。実戦で1回だけ使ってみたら自分でもビックリするくらい強力すぎた上に、使い手を選ばないという致命的な欠陥があったため使用禁止にしたという代物。
ドラマ陰虎符は由来が違うため、原作陰虎符とは微妙に違うっぽい。
前に若寒が言ってた「別の陰鉄で作られた傀儡は操れない」というのは、陰鉄を使う術者の力量が拮抗しているならばという但し書きが抜けてたと考えれば、設定崩壊しない、かな。陰鉄3つ持ってても、ひとつを短時間で陰虎符という形にまで精錬できた羨の方が陰気を扱う力量が優ってたということで。格が上なら命令の上書きもできるし相殺もできると。そうとでもこじつけないと説明できん。
ただし、金丹がない羨には瞬発力はあっても持久力がありません。原作にはない萌えシーンありがとう!
倒れる羨を忘機が抱き止める構図がこの先定番になります。目の保養。全力ウェルカム(現在編を待て)。

炎陽殿で明玦救助。
姑息だわー。いやもう、本気で庇ってる㬢臣兄様がかわいそうで辛い。後ろで弱者を演じてるそいつが腹で何を考えてたか。
㬢臣たちを不夜天に誘導した理由は、若寒と連合軍を総力戦で潰し合わせて、勝ちそうな方に付くためです。若寒が優勢ならそのまま若寒の側近として何もせず傍観、連合軍が優勢なら㬢臣が明玦に打ち明けた筋書きに沿って動けばいい。前者だった場合、全員死んでくれればなお良し。その中に㬢臣が入っていても関係ない。後者だった場合、若寒を倒した功績で確実に地位も名声も上がる。二重スパイの鑑みたいな人です。蹴り飛ばしたい。

3日経ちました。
ここはどこ。不浄世かな。
金光善の名前が出てきました。温氏の後釜。羨に悪意を向けてくる代表です。ここに来た目的を察せるだけに、口開けたら悪態しか出てこない。ごめん師姉。
さすがに今回は忘機が師姉に事情を話した様子。
でも陰虎符を使うと羨がどうなるかを話しただけで、陰虎符そのものの性質は話してないみたいな雰囲気。羨が望まないと思われる、師姉を不安にさせるようなことは伝えない忘機の気遣いが見える。

忘機来ました。
あははー、気まずそうな羨が久々に可愛い。
忘機に気遣われたことも分かっちゃったし、忠告されてたとおりになってお手数おかけしちゃいましたしで、そりゃどんな顔して会えばになるわ。その上、当の忘機に良かった起きたーみたいな顔してガン見されたら。内心、師姉待ってここにいて!だったんでないかと。和む。

清心音弾いてくれる忘機。
この楽曲は後に重要な曲として登場しますが、2周目以降に改めて聞くとちゃんと目的に合わせて編曲してあった。相手を回復させようと思って弾く清心音て、優しくて落ち着く。まーるい感じ。
ていうか今気づいたんだけどこれ、裂氷と合奏してない!?㬢臣兄様、どっか隠れてる?
藍氏双璧の合奏とか尊すぎて回復通り越すわ(笑)

邪気を払う。
リアル現代のネットとかSNSとかと一緒な気がします。それらが邪気、利用者が羨。システムやツール自体に善も悪もなく、ただ利用者の使い様なだけ。
邪に起因する力であっても羨が羨のまま使うのであれば、それは悪なのか。
何度も言うけど、忘機、玄武洞で呑まれかけの羨見てるから。どうしたってそれがストッパーになっちゃうんだろうな。

あれ、ここ炎陽殿?
羨、不夜天で寝てたんかい。
あー、そうか、まだ3日だもんね。事後処理の真っ最中だった。

宗主各位。
くあー!腹立つー!!
生き別れた息子とかどの口が言うんだ。孟瑶改め光瑶も大概だから庇う気はないけど、それでも光善には腹立つ。この人はとにかく言ってること全て癪に障る。明玦、㬢臣世代がものすごく人道的で真っ当な考えなのに、光善が親世代故に異を唱えにくいのが歯がゆい。
この先3つの陰鉄は出てこないので破壊したと言うのは本当のようです。が。
最後の陰鉄を探すって、薛洋の陰鉄は羨が持っててそれを陰虎符にした、って認識なんじゃないっけ。若寒が死に際に匂わせたセリフだから、そんな広範囲に聞こえてはいなかったのか。それとも大々的に捜索すると言っといて最初からピンポイントで羨狙いか。
㬢臣に問われてまともな返事したと思った光瑶ですが、そんなわけなかった。㬢臣の揚げ足取るようなことも言ってるし、ここら辺からチラホラ本性が顔出し始めます。血は争えない。

崖っぷちの忘羨。
ここね、会話の内容は辛いんだけど、去ろうとする羨の腕を忘機が掴んで止めるシーン好き。
会話はね、噛み合ってないんだよ。羨に秘密がある限り噛み合うはずがない。過去編中これを繰り返すの。しんどい。
ここで忘機が羨に習わせようとした「洗華」が先の清心音。忘機の「協力」は羨が正道に戻る手伝いをさせろと言う意味だと思うんだ。羨が邪道に走る理由は分からないけども、自力でそこから抜け出せないなら手伝うって。質問攻めにするのもきっかけを知りたいからなんだろうと思う。若寒のセリフは近くにいた忘機には聞こえてたようだし。この頃の忘機は羨を正道に戻したい一心だったんだよな。そこから間違ってんだからもう、どうしようもない。

人間狩りする子勲。
腹立つー!!(再)
金氏大っ嫌いすぎる。兄上まで引き合いに出されてよく我慢したな忘機。
先の羨のセリフはまさにここに掛かると思う。

「今この中で、誰が邪道で、誰が正道だと思う?」

邪道を使い命を削ってでも巨悪を追い詰めた羨と、正道を使い非戦闘員の弱者を娯楽で虐殺する者と。
「安息」は清心玄曲のひとつで、怨念を鎮める曲です。自分に洗華習わせてる場合じゃないだろ。
安息合奏。
陳情も陰虎符同様、邪気の塊ですが、羨が安息を願って吹けば霊を鎮められる。それでもこれを邪道と呼ぶのか。

兄弟の契りを交わす3人。
上から明玦(赤鋒尊)、㬢臣(沢蕪君)、光瑶(斂芳尊)。
明玦と光瑶を仲直りさせたい㬢臣の計らいです。光瑶を信じてる㬢臣の真心なので明玦が折れた。
誓いの言葉が少しでも光瑶に刺さってればいいと思う、けど。痛くも痒くもないんだろうな…。

炎陽殿。
金氏が主催なのが腑に落ちん。今現在最も被害が軽くて済んだ家だからか。温氏の次にでかい仙門だから粛清もされなかったしな。
光善の言動に、あからさまに白々しいって態度取る羨の気持ちがよく分かる。絶対こいつ何も思ってない。むしろ喪に服してるって聞くまで忘れてただろ。
藍氏入場。
㬢臣兄様の言葉は本心と分かるので素直に嬉しい。同じようなこと言われてるのに、この印象の違いよ。
今までは見つめられて目を逸らすのは羨だったけど、今度は忘機になってる。崖っぷちで羨に言われたことが堪えてんのかな。悩んでそう。
聶氏入場。
懐桑もお呼ばれしたのね。
明玦兄、嫌っそー(笑)。正直だな。でも㬢臣の顔を立ててくれるのです。優しい。
そして上座に明玦を座らせようとする光善が意味不明。

宴会から離脱。
とりあえず忘機が羨のそばにくっついてるのだけでいい。さっき目を逸らされたから、羨としてはもう忘機から見放されたかなと思ってたかもしれない。回復早い上に諦めない忘機に呆れつつ嬉しそう。

縁談蒸し返し。
うわ、姑息。光善のやり方が嫌。何で師姉が子軒なんか好きなのか謎だけど、金氏とだけは絶対に縁付きたくない。
こういうシーンで煽り役やるのが大概姚宗主なんだ、鬱陶しい。


江澄の代わりに答える羨、で、次回持ち越し。
ちょっとでも長く羨に笑ってて欲しいのに、邪魔すんなー!