窖改

好きを語り倒す

陳情令感想 20話 邪を呼ぶ笛の音


陳情令第20話感想です。
原作との比較と、がっつりネタバレしますのでご注意。



どこぞの監察寮。
羨、ガラリと雰囲気が変わられて…。
温晁は逆転した情勢を受け入れられずに酒に逃げてる様子。それはいいんだが、なぜそんなに怯える。冷静に考えて仙士って、まさにこういうのを鎮めたり倒したりするのが本職のはず。見知った顔とはいえ怨霊一体にここまで怯えるとか、おかしくないか。
羨に化けて出る言われたときも固まるほど怖がってたけども、あれは「羨が」怨霊化するから怖いんだと思ってた。修為が高く憎しみが強いほど死後に化けると凶悪になるから。どうやら温晁に関しては程度関係ないのだな。仙門てなんだっけレベルのヘタレぶり。
霊嬌まだ生きてた。
先の怨霊霊嬌は羨のごあいさつだったのね。始めるぞ的な。
霊嬌は誰を見せられてるんだ?顔を傷つけた…傷つけようとして失敗したのは綿綿だけど。綿綿?

霊嬌の死因
ドラマ→首吊り
原作→家具の足を自分で飲み込む

ドラマ羨の何の感情も動いてない凪いだ顔に憎しみの度合いが伺える。それでもまだ楽な死に方させてやってるんだ。
温晁が見せられてるの霊嬌だけじゃない様子。権力がものを言わなくなると、こうも崩れるか。
…あ、だから怖いのか、怨念に権力効かないから!(手ポン)

一足遅れの藍江組。
ニアミスー!惜しい。
紫電は霊力を込めれば込めるほど発光色が紫から白になっていきます。色が白に近いほど威力が上がってる証拠なのでご注目。
書き足されたお札。
忘機は筆跡で察しております。座学のときに散々見たからな、羨の手。ドラマでは3日でしたけど原作では一月ですから。そりゃ覚えるわ。共に育った江澄でも分からないくらいの癖を見抜けるのが忘機なのです。
地下に温情が囚われてました。
江澄にまだ恋心が残ってましたね。それゆえに温情さえ守れればいい江澄と、長として一族全員を守りたい温情とでは相容れない。温情一族は原作は50人、ドラマは十数人ですが、ドラマの人数でさえ温氏である以上受け入れる気がない江澄ではね。
いやしかし、ドラマオリジナルの江澄の恋模様はこそばゆいわー。ぶっちゃけ相手にされてないんだが。それでもなけなしの誠意(櫛)を無碍にはしない温情は優しい人だと思います。

御剣で追跡。
って言ってて徒歩で行ってるのはそっとしとくべき?
いろんな殺し方してるのは意味があるんだろうか。目的が復讐だからなぁ。霊嬌と温晁には特別仕様な殺し方しても、雑魚兵に関しては特に意味はなくて、その辺の怨霊に好きに殺させてるから自然と死因がバラけるとか。

温晁と化丹手は雲夢に逃げてました。
え、あの宿、雲夢にあったの。
こんなところまで逃げてきたんだから見つからないだろって、ここ羨の地元ですわよ。
えらいことになってる温晁。
ドラマは割と軽めです。あれで。さすがに原作通りはまずかったか。
原作温晁は頭はドラマと同じですが、両手の指が全部無いです。羨が1本ずつ鬼童(子供の悪霊)に食わせた。自力では立てず膝で這ってるのは、ふくらはぎの肉がないから。食わないと拒絶してるのは、自分の足の肉を食わされたからです。やること徹底してる。
ドラマには登場しませんが、足元で温晁の指食ってる鬼童の頭を撫でる羨は字面の雰囲気が優しいの。温晁への憎しみと鬼童への愛情と言えるほどの優しさのギャップがすごい。

真打登場。
静かなのが逆に怖い。熟成された怒りが怖い。
化丹手が受けた恩。
原作でもドラマでも詳細はないですが、端々から察するにこの人、温氏に拾われたんじゃないかと思う。前に力をつけるのに時間がかかってると仙士としての評価が低いと書きましたが、化丹手がまさにそれで、だいぶ遅咲きだったようです。今でこそ化丹手と異名をとって恐れられてますが、それでも見た目が老けているというだけで三流の仙士からも軽視されてる。それこそ以前は誰にも相手にされなかったでしょう。そんなときに自分を認めて評価してくれたのが温氏だったんじゃないかと。推測。同情する気はないけども。
「なぜお前の恩返しのために他人の命が奪われる」
まったくだ。
相手の金丹を消す技をいつ習得したのか分からないけども、技の性質が明らかに対仙士用なとこ見ると、自分を見下した仙士たちに復讐するために編み出したとしか思えないし。何でこんなバカ息子の下に付いてんのかと思ってたけど、恩返しを大義名分にして化丹手の方が自分の復讐のために温氏を利用してたのかもしれない。

忘機、なに張ったの。
前に㬢臣がやってた音を遮断する結界?
そういえば原作羨の笛は死人と怨霊に作用するものであって生人に害はなかったけど、ドラマ羨のは生人にも影響するみたい…って、そうか、ドラマ傀儡はまだ生きてる人間だった。

再会。
ありがとうドラマ!江澄のハグやってくれて!
あーもう万感。江澄がんばった。
江澄の行動に戸惑ってる様子の羨は、一瞬で頭が働きすぎて固まったと思われ。江澄元気そう良かった紫電使えてるから無事金丹は移植成功したなさすが温情体に異常はないかあれ小言それだけ触られたら金丹ないのバレんじゃね大丈夫か、等。加えて3ヶ月乱葬崗にいたが故の本能レベルの警戒心。
抱きしめられてるとき、羨が随便持った左手をそーっと上げてきてるのがニヨった。江澄、もう少し待ったら羨から抱き返しがあったかもしれないのに、せっかちだな!
この近さは兄弟の特権なのです。忘機は江澄羨ましいとか思ってればいい(原作脳)。

江澄の質問攻め。
はぐらかしたように見える羨の冒険譚(?)は、おそらく事実と思われ。洞窟は薛重亥の居城跡、奥義書は討伐の際に重亥が隠したものを羨が見つけたんではないかと。
澄を労う羨はお兄ちゃんだなぁ。
でも弟は煙に巻けても忘機はそうはいかないのです。呼ばれた途端に羨が身構えたのが分かる。含光君呼びで先に線引かれちゃった忘機がつらい。

忘機の質問攻め。
的確すぎて誤魔化しが効かんので拒絶に入る羨。それしか対策がないのが、こっちもつらい。
忘機も必死なのですよ、玄武洞であの顔見てるから。この頃の忘機は正道以外あり得ないからね。羨が闇堕ちしたなら引き戻さないとと思ってる。
「俺の心の在りようなんて、他人には分からない」
あれだけ纏わりついて「友達」「他人とか言うな」言ってた口がそれを言うのか。
こんなとこで忘機相手に兄弟タッグを見ることになるとは…。
座学時代とは完全に立場が逆転しました。今度は距離を置こうとする羨を忘機が追いかける。座学時代と違うのは、命懸けということ。忘機が拒絶してたのはただ人付き合いが苦手だったからだけど、羨が拒絶するのは全力で江澄を守るため。忘機も、これは半端な覚悟ではダメだと思ってそう。嫌いで拒否ってるんじゃないからもう、どっちもつらい。

蓮花塢に帰ってきました。
祠堂で家族にごあいさつ。
2周目以降に羨の報告聞くと、いろんな思いがどっと来る。「守ったよ」の意味。化丹手を倒した今、自分の金丹は一生江澄を支え、守り続ける。「安心して」にどれだけの思いが込められてたのか。
ドラマに於ける射日の征戦の拠点は清河。ほほう。
原作の射日の征戦は2年ほど続く戦で、それぞれが自分らの仙府を拠点にしてました。江氏宗主を継いだ江澄と乱葬崗帰りの羨は蓮花塢拠点で活動。羨がいるので雲夢は無敵状態。姑蘇藍氏は啓仁先生が雲深不知処で護りを固めてるので、㬢臣と忘機の藍氏双璧は各地を回って味方の援護してました。

清河、琅邪。
再会おめでとう!
師姉のキャラソン泣かすからー(涙)
羨のホッとした顔、良かった。師姉の存在のありがたさよ。


師姉の羨羨呼び、で、次回持ち越し。
ちょっとでも羨の心が緩めばいい。