窖改

好きを語り倒す

陳情令感想 25話 不協和音

陳情令第25話感想です。
原作との比較と、がっつりネタバレしますのでご注意。



蓮花塢に子軒来訪。
まー歓迎されてない。そりゃそうだ。
弟2人は元から嫌ってるし、師姉は成婚させたい金夫人にどやされて渋々来てると思ってるし。いやいや子軒の顔見て。どう見たって自分から来てるでしょ。あれだけ師姉を傷つけといて今更好きになりましたとかふざけんな(にこー)、って、この頃は思ってた。
師姉と羨でお見送り。
羨の「俺は綺麗か」にナチュラルに頷いた視聴者がどれほどいたことか(笑)
光善の伝言。
陰虎符、原作で使わなかったとこで使ってるからね。でもあのときは上級傀儡を操って他の傀儡を倒して、強力な援軍として味方を守ってたくらいだったのに。なんで負傷兵へ弁明しろなんて話になってんだ。

百鳳山巻狩り、開会式。
入山前に的を射る余興は原作でもありましたが、温氏の捕虜を的の前に立たせるえげつない演出はドラマオリジナルです。光瑶がより腹黒いキャラになってる。
こんなときでも江澄の魏嬰呼びには耳が反応する。腐女子は逞しいのです。字幕にさえ出なくても半分口パクでもあれは呼んでる(ふんす)
初手は子軒。
師姉に良いとこ見せたいですか、そうですか。ドヤ顔のとこスマンが羨のが腕は上なんだよ(ドラマにない清談会弓比べで結果が出てる)。子勲、余計なことしたな。
二手に羨。
抹額貸してというのは目隠しに使いたいからなんですが。原作抹額は太かったから貸してが成り立ったけど、ドラマの忘機抹額、細過ぎて目隠しにならないと思うよ!分かってて言っただろコレ。
温氏が立ってなければ羨の遊び心を素直に楽しめたんだが。温氏を出さないか抹額貸してを省くか、どっちかにできなかったのかドラマ。
ここでの弓の射方が、子軒、羨ともに金凌に受け継がれております。2話をご覧ください。知ってて見るとニヨる。

入山しました。
原作羨は目隠ししたままで入山して笛吹いてました。羨の視界がゼロだったがために忘機の理性が切れてオイタしてしまうわけですが、された方の羨はシャイな女修が勇気を出したのねーと思ってるのですよ。そんで律し切れなかった自分に怒って素手で生木を殴り折った忘機が、ちょうどやってきた羨に見られてビビられる。忘機…(笑)
そこからの流れで、おまえくちづけしたことある?の会話があって(犯人が忘機だとは微塵も思ってない)、この後の師姉と子軒の悶着があって、ドラマでは先にやった祠堂での師姉との恋バナに繋がるのです。ドラマは鈍いにも程があるだろ!?の忘羨が全カットなので繋げられなかったのか。

そんなわけで目隠ししてないドラマ羨ですよ。
見事にシリアス路線にされてますが、コレはコレでいいんじゃないでしょうか。
「私はおまえの何だ」
思わず吹き出しそうになった(笑)
忘機からのまさかの切り返しが秀逸。すぐに答えられない羨の逡巡してる間がまたいい感じで。
自信満々が取り柄みたいな羨が忘機のことになると途端に臆病になるのは、原作にも恋愛感情方面では終盤にあったけど、友情方面で過去編からこれだけ差し込んでくるドラマも大変おいしいです。迷って迷って、おっかなびっくり吐露してみたら速攻で肯定されたというね。ドラマ忘機、男前。そして見つめ合う時間が長い(笑)

子軒と師姉。
あー、えっと、子軒が師姉に披露してる蘊蓄に羨が鼻で笑う呆れた様子だったのは、量人蛇情報は仙門なら誰でも知ってる常識だからです。得意げに話すことじゃない。もちろん師姉も知ってる…んだけど、ドラマ師姉は知らなかったっぽい反応してるなぁ。
子軒、腹立つ。自分勝手が過ぎる。羨が怒るの当然。
ワラワラ集まってきました。
子勲も金夫人も金氏メンバー漏れなく腹立つー!(キィ)
金氏が最低な分、ふんぞった子勲をやり込めた師姉がたいそうかっこよかったです。ありがとうありがとう、スッとした。師姉大好きです、優しいだけではないのだ。
怒りすぎて涙出てる羨は、師姉を矢面に立たせてしまったのが心底悔しかったんだろうと思います。子勲はもちろんだけど自分にも怒ってそう。
ドラマでは言及がないですが、獲物のうち羨が狩ったのは凶屍と怨霊だけで、残りの妖獣の類はほぼ明玦が狩りました。山に獲物がいないの、羨だけのせいじゃないんだよ。子勲と姚宗主、それを正論と主張するなら明玦にも同じこと言ってみろ。
下世話な金夫人。
そんなに嫁に欲しいなら師姉がこれほど大事にしてる羨を見下すなよ。目にも入れたくない態度が腹立つ。本当に金氏って人の気持ちを踏み躙るの好きよね。冷静に対応する師姉、尊敬する。
子軒の告白から実は両思いでしたよーみたいな話になり。
納得いかんわ!!
師姉は子軒をずっと好きだったわけだから、良かったねって言うべきなんだろうけども。金氏だぞ。㬢臣兄様、若いな〜みたいな微笑ましい顔しないでー。
ひとり出遅れちゃったがために余計なことだけ耳にしちゃう江澄。間が悪いなぁ。
モブの会話で、薛洋の陰鉄を羨が奪って陰虎符にした、という噂が確定しました。はてさて。
江澄が怒ってるのは羨に対してだけでなく、羨を侮辱されていることに対してもだと思うのです。正反対の怒りがせめぎ合ってる状態なんじゃないかと。

蘭陵の街で温情と再会。
うん?…あ、そうか、巻狩りと江氏祠堂が順番逆だから。
ドラマ→祠堂→巻狩り→蘭陵で再会
原作→巻狩り→祠堂→雲夢で再会
でした。
金氏の家風が驕傲だから門弟まで横暴で、最低だと思う。

金鱗台の双璧。

「連れて帰って、隠します」

隠したいの…!!(ブフッ)
ありがとうドラマ、これ削らないでくれて!
もう、この話数金氏が腹立たしすぎてずっとムカムカしてたから、浄化された気分だわ。
ちゃんと誰だか分かってる兄上。忘機が隠したいくらいの人ったら魏の若君しかおらんよな(によ)


でもご本人は望まないよねー、で、次回持ち越し。
ようやく半分終わりました!折り返し地点到着!(フーフー)
一気に過去編てしんどいわー…原作はあくまでベースが現在編だったから、なんぼ過去編がヘビーでもちょいちょい息抜きができてたからまだ楽だったのね。コメディパートも豊富だったし。
まだまだ続く過去編。問われていきます。正道とはなんぞや。