窖改

好きを語り倒す

陳情令感想 10話 清河の雄


陳情令第10話感想です。
原作との比較と、がっつりネタバレしますのでご注意。




虐殺された櫟陽常氏。

ドラマ→リアルタイム参加。
原作→羨の死後に起きた事件で、現在編で忘機に話を聞くだけ。

なので、本来過去編では面識のない義城編メンバーの生きてる時間軸がかなり違います。
宋嵐に関しては原作にも詳細がないので何歳くらいか分かりませんが、櫟陽常氏の惨殺事件があったのは羨が死んでから1年後ほど、当時薛洋は15歳くらい、追っていた暁星塵は17歳でした。どっちも羨よりずっと年下です(羨の享年は22歳くらい)。
暁星塵は抱山散人の弟子で、羨の母、蔵色散人の弟弟子にあたる人なので、年下でも羨の師叔になります。生きてるときに暁星塵に会ってみたかったという羨の願いが、ドラマで叶ったことになるのか。
ドラマと原作それぞれの時間軸を合わせると、薛洋と羨たちが15歳前後でどっこい、暁星塵が17才でちょっと年上くらい。宋嵐はもっと上そう。

薛洋と暁星塵。
旧知の友みたいな雰囲気を醸してますけども、この人たち本当は知り合ったばかりです。
薛洋は岐山から櫟陽に来るまでの道中、おそらく遊び感覚で人殺しをあちこちでしてて、それが山を降りてすぐ善行で名を馳せたほどの暁星塵の耳に入ったんでしょう。捕まえるためとは言え恐れずに自分を追っかけてくる星塵が、薛洋にとっては新鮮だったのかもしれない。こいつちょっと他と違う的な。

薛洋と座学メンバー。
原作にはない展開なので読めない。原作薛洋はただただ私怨で常氏を滅ぼしただけだったけども、ドラマは陰鉄が絡むので複雑になっとる。
「待ってた」のは、忘機が持ってる陰鉄?
この時点では常家が陰鉄を持ってて、それを薛洋が奪って、奪った陰鉄を使ってもともと私怨のある常家全員を傀儡にしてから殺し、陰鉄の痕跡を追ってる座学メンバーを誘き寄せた、と思われてるんだよね、多分。
様子を見ようとか言ってて、自分はちょいちょい茶々入れする羨。中国語は分からないけども、羨のことだからたぶん技の名前変な意味なんだろうから、どっちでもいいんじゃないかな(酷)。

薛洋の悪行。
んんー?あれ、付き合い長そうな言い回し。星塵、山降りてすぐじゃないっぽい?
羨がお子ちゃまお子ちゃま言ってるとこ見ると、羨たち座学組の年齢設定、原作より上かもしれない。もしくは薛洋がさらに若いか。13才くらいとか。
ここまで残虐になれる個人的な恨み。
意味深な笑みを浮かべる薛洋がミスリードっぽい。原作読破組は分かっております。蓋開けてビックリするといいよ、どんな恨みか。

陰鉄はありませんでした。
結局、羨が言ってた一番危険な場所ってどこ。死体を回って探してるように見受けられたんだが。
羨なら死体に隠すってことかい?

聶氏合流。
で、薛洋の身柄の行き先、

ドラマ→聶氏。
原作→金氏。

孟瑶が聶氏にいるから…!
お前、早いんじゃよ聶氏に来るの!本来薛洋と聶氏に接点ないんだよ!
金氏で起こることが聶氏で起こったりなんだりするから、混ざるの。混ぜるな危険。
孟瑶と薛洋に接点ができました。

暁星塵と羨。
師叔は優しい人でした。
羨に気を遣ってくれてありがとう!
抱山散人について、原作からちょっと補足。
彼女は孤児を弟子にしています。ちゃんと本人の了解を得て山に入れてる。蔵色散人も星塵も元は孤児です。身寄りがない。
一度山に入ったら世俗との縁を切り二度と下山しないのが掟で、もし下山した場合は二度と山に戻れません。歴代抱山の弟子で下山したのは蔵色と星塵ともうひとりだけ。結果として3人とも非業の死を遂げてるので、抱山が下山を許さないことには意味があったのかもしれない。

抱山の名が出てからの江澄、めっちゃ心配そうな顔してる。
根は兄貴思いなのに何で態度に出んかな、この弟は。

不浄世。
清河、ゴツいな!物々しい。
温氏から訓学の知らせが来てました。
早!(また)
原作の訓学(原作では「教化」)は座学の2年ちょっとくらい後なので、江澄もうすぐ17才、羨17〜18才くらいのときです。
ここに年齢合わせると、ドラマは座学のときでもう16〜17才だったかも。

明玦兄様来た!
雰囲気が怖い(笑)
でも本当は周りを気遣える優しい人なんだぜ。懐桑のことも、厳しくしてるけどそれは弟を思ってのこと。
ちなみにここ、異母兄弟です。懐桑が宗主になる前提で明玦が彼を育てようとしてるので、おそらく本妻の子は懐桑だと推測。前宗主の父親が温若寒のせいで早くに亡くなってしまったため、幼すぎる懐桑に代わり、任せられるようになるまで明玦が繋ぎとして宗主を継いだと思われます。

薛洋、命拾い。
櫟陽常氏の陰鉄を薛洋が隠し持ってる、と思われてる。
…うん。いっこいっこ確認していかないと訳が分からなくなるんだよ、ドラマ難しいよ(悩)
ここら辺から孟瑶の計画が始まったんだろうか。
聶氏の総領が大変腹立つ。
こんなのが総領やってる聶氏の兵が強いとはとても思えないんだが。自分が宗主に言えばいい、言えるもんなら。

持ってる陰鉄で宝器を作っちゃえばいいじゃん。
そういうこと言うから疑われんだ、おバカ!

孟瑶と羨。
この頃から羨は孟瑶にこれほど礼義正しく接してるのに。

姑蘇に帰ります。
実家も心配だけど、羨との別れも名残惜しいか忘機。むふっ。

温氏襲来。
ここまで来たらもう陰鉄の存在隠す気ない皆様。陰鉄争奪戦開始です。
この通路、狭くて戦いにくそうだなぁ。防犯上わざとそうしてると思われますが、江澄が紫電(ズデン)使ったら無敵な気がする。

孟瑶、行動開始。
明らかに嘘を言ってると分かってるのに、命を救われた恩を命を取らないことで返す明玦はやっぱり優しい人だと思います。
ドラマは孟瑶に悪い印象を与えないように、かつ視聴者が納得できるように気を遣ってるように感じる。明玦に聶氏を追放されたっていう逃げ道を孟瑶に与えてあげてる。
原作だと、悪事が明玦にバレた孟瑶が自分で自分の腹を剣で刺して自殺と見せかけ、咄嗟に助けようとして霊力を自分に分けようとした明玦を逆手にとって霊力を奪い、明玦が動けなくなってるうちに逃走します。明玦が本当は優しい人だって分かってて利用してる。そりゃ信用なくすわ。
ドラマはまだ孟瑶が人間臭い。