窖改

好きを語り倒す

陳情令感想 37話 操りし者

陳情令第37話感想です。
原作との比較と、がっつりネタバレしますのでご注意。



葬具屋さん。
お手伝いしてくれる人は思追でした。
だよね、分かってた。かわいいんじゃよ思追、子犬のようだ(和)
おまけの金凌。
気になるんだろうなぁ、いろんな意味で。金凌からしたら莫玄羽は親族で、金鱗台から追い出されるまではちょいちょい見かけてた人で、でも今のこいつ何か今までと違うぞ、ていうのもあろうし、他の人とは自分に対する接し方が違う羨に多少なりとも興味があるんだろうと思う。思追とは対照的に見えるけど、実は結構金凌も羨に懐いてるんじゃないのかしら。ツンデレめ。

厨房。
金凌が騒いでる悪臭の元を、原作では金凌自ら捨てに行かされます。文句言いつつちゃんと始末してきます。悪い子ではないんだ。
お話ししながら鍋にどんどん入れてってるものが不穏すぎる。明らかに辛い系で量がバグってるから!羨が辛いもの好きと知ってても思わず手が出る。止めようとして。
思追と金凌の経緯。
猫の死骸がどう見てもぬいぐるみ…!(笑)
せめてもうちょっとそれらしく…いやいいけども。仙子が可愛いから許す。
激辛粥。
もち米が屍毒の解毒に効くって、キョンシー映画思い出した。霊幻道士シリーズ好き。初作が一番好きだったなぁ。ラム道士。
いやしかし、解毒の前に子供たちの胃が心配になりました。大丈夫か。

阿箐登場。
怖いから!
覗き穴みたいな狭いところから覗くのって、何でこんな怖いんでしょうかね。心臓縮む。
無茶振りしてるようですが、羨なりの親心なのです。仙士は怖いものと向き合ってなんぼですから。自分がいれば守ってやれるの大前提でお勉強。ていうか、夷陵老祖自らの御指南だからね。すごい貴重な経験してるって分かってるか、弟子っ子たち!
で、えー。ドラマ阿箐は何扱いなんだ、これ?
原作は幽霊でしたが、ドラマ設定だと首の黒い血管模様は陰虎符由来の傀儡の特徴だから、傀儡?
ドラマ傀儡はまだ生きてる人間だけど、ここまで自分の意思で自由に動けると温寧レベルな気が。んんー。

点睛召将術キター!
…って、あれ、何かちょっと肩透かし。えらいショートカットされちゃって残念。せっかく舞台セットに紙人形沢山いるのに。
ドラマだと羨が何をしたのか全く分からないと思うので、原作から補足。「点睛召将術」とは、紙人形などの依代に血で目を入れることで霊を憑依させて使役する術です。原作だと屍毒だけでなく傀儡にも襲われてたので、紙人形たちに代わりに戦わせたの。「善悪問わず」なのが羨らしくて好き。善霊だろうと悪霊だろうと召喚に応じたからには従う意思がある判断。従ってくれた霊たちには自分の血をちょっとだけ与えてご褒美にします。点睛召将術自体は簡単な術で大した威力もないものですが、羨が使うと化けます。そりゃそうだ、夷陵老祖だもの。死霊術師の天辺にいる人の召喚なら、そこらにいる雑魚霊なんか押し除けてでも強い子が応じようとするでしょう。ご褒美すごい嬉しそうにしてたけど、美味しいのか、羨の血。
…っていうのを全カットされてるの。見たかったよーう!

助けた人は暁星塵…?
着物が黒い時点で違和感満載。
羨には思うところがあっての救出でしたが、何も知らないなら金凌の反応も間違ってはいない。やばいところなので警戒心大事。
そう考えると藍氏の子たち、藍氏のわりに口が悪い景儀でさえも本当スレてないなぁと思う。疑わないだけ羨が信用されてる証拠でもあるんでしょうが。

傀儡の大群。
目が黒い。過去編の白瞳傀儡と由来が違うからでしょうか。ドラマ傀儡設定がどこまで適応されてるのか分からない。
過去編傀儡→陰鉄由来。白瞳で体は生きてる。
義城傀儡→陰虎符(復元)由来。黒い目で、体は…?

二度目の点睛召将術は無し。
無いのかー(しょぼ)
羨には少しの血でも札を使って多数に分け与えられる方法があるので大丈夫なんだが…残念。
でもドラマ弟子っ子たちの気遣いはいいね。心掛けは良い、けど、まさに「大して修行してないだろ」で、弟子たちの召喚では弱い子しか応じてくれないと思う。がんばれ!

宋嵐が傀儡になってました。
そっとしといてやろうとか言ってたのに、活屍のおばちゃんの家、大惨事。
いやいや、こんな狭いとこで全員で剣抜いたら普通動けないわ。宋嵐攻撃するより自分ら同士で切り合っちゃうと思うわ。落ち着け。

ドラマ宋嵐→羨の笛で動きを止めて縄で拘束。
原作宋嵐→二度目の点睛召将術で依せた紙人形4体で制圧。

えっと、他の主人がいる傀儡は羨の言うこと聞いてくれない縛りは…ま、いっか。
それがあるから原作は力技だったんだけどね。

問霊します。
刺顱釘、どうせ抜くなら2本とも抜けばいいのに、とか思っちゃったんだが。
思追、問霊の前に何か口ずさんでるのは、魔法で言うところの詠唱みたいなもんか。忘機レベルになると無詠唱とかそう言う。
原作1巻の最後が「うしろにいるひと」でした。ゾワっとしたんだ。
こういう場面ではおふざけは無しの羨。かっこいい。男前。
思追のモノローグがニヨる。記憶にはなくても魂が覚えてるんだろうなーと思う。三つ子の魂。

星塵の正体は薛洋。
原作だと羨と薛洋はここで初顔合わせでした。
ああそうか、子供たちは人質なんだっけ。忘れてた。
温寧を引き合いに出されるたびに、温寧は死んでない生きてたと弁明しなきゃいけないのが気になる。ドラマはそうなんだよなぁ、ていうのがね。
陰鉄と陰虎符。
原作とドラマを上手いこと繋げたなぁ。名前からして薛洋は薛氏の末裔と思われるので、陰鉄のかけらのひとつは粛清を逃れた生き残りが代々受け継いで来たんでしょうね。
考えてみたら、あの薛洋が大絶賛してんだよ。次元が違うとまで言って。そんでも一向に嬉しく思えないのが、薛洋とは相入れない証明に感じる。

忘機来ました。
来ましたが。
「お前はいらない」
言い方!
吹き替え、本当に…よりによって何でそういう…(凹)
たまにこう言うのがあるから字幕推奨なのです。何も原作の「手出しは無用だ」でも字幕の「助太刀は無用だ」でもいいじゃん、変えなくて。たとえドラマがブロマンス止まりとは言え、忘機が羨に対して「いらない」発言は有り得ない。むしろ選んででも避ける言い回しだと思う。頼むわ…。

忘機vs.薛洋。
降災(ジャンザイ)伸びた!
これはドラマいい仕事してくれたと思った。降災かっこいい。この形状は想定外だったわー。

温寧vs.宋嵐。
この人たち、原作では死人だったから体が多少壊れようが大丈夫だったけど、ドラマは生きてるからね。
さすがの宋嵐も肉弾戦では温寧に敵わんか。ドラマ温寧は体格が恵まれてるから戦ってるときの安定感がすごい。

引率の先生再び。
金凌は含光君の戦闘を今ここで直に見るまで、叔父の江澄と光瑶が最強だと思ってたらしいよ。上には上がいるんじゃ。ふふふー。
杖の音について行くことに。
したのはいいけど、忘機の返事は?
ここで本当は薛洋と霧の向こうで戦ってる忘機が琴で「べん」って返事してくれるんだよ。危機的な状況なのに何か微笑ましいんだよ。ドラマ、景儀の面白ネタまで入れろとは言わないから、せめて忘機の「べん」は入れて欲しかった。音だけなんだから。

義荘。
義城編になってから、いやに子真が目につく。お顔が東洋系じゃないから浮いた感じもあるし、鮮やかな赤い校服だから余計なのかもしらんけども、ドラマの現在編では思追たち藍氏の弟子の次に絡む脇役として格上げされてる。それでもこの先ずっと味方位置だから、多少目に付いても無下にできないのよね。より印象付けるために義城編で目立たせようという魂胆かスタッフ。


棺の中に星塵の遺体。
泣く阿箐の訴えを理解するために共情をやります、で、次回持ち越し。
金凌、心配してくれてるのね。言い方が喧嘩腰なのは江澄のせいかなー。