窖改

好きを語り倒す

陳情令感想 13話 二人だけの夜


陳情令第13話感想です。
原作との比較と、がっつりネタバレしますのでご注意。



タイトル!(笑)
いや間違いではない、間違ってはいないけど!
スタッフの意図を勘繰ってしまう。腐女子に刺さるわー(によ)
さ、屠戮玄武編行きますよ!

河原で休憩。
剪紙化身が大活躍です。かわいい。
本来は霊識全部移すので依代がちょっとでも破損すると大変なことになる危険な術なんですが、ドラマは程度を下げて汎用性を上げてますね。紙無羨かわいいからちょいちょい見られるのは嬉しい。
くだらん言われても忘機のそばに寄り添って歩く羨のシーンはサービスですか、そうですか。ありがとう!
温情は優しい。
綱渡り状態で、弟最優先なのに、ケガしてる人をほっとけない羨の気持ちは自分の信条に沿うのかな。コソッとでも感謝を伝える羨に、少しでも心が救われてればいい。
原作だとここら辺で、綿綿から香り袋を貰います。3話辺りにあった藍氏の座学に行く途中の宿でのシーンが本当はここに入るの。この香り袋ネタが色々面白いんだが、ドラマは温寧から貰った薬が代役で出るから全カットなのよ、残念!

洞窟探し。
あれ、さっきの河原と同じとこ…?じゃないよね。分かりにくっ。
霊嬌が持ってる焼き鏝は霊力が低くても扱えるので、温氏の家僕が下を監督するために普通に持ってるものです。一応仙器扱いなので、いちいち火で熱さなくても押し当てるだけで焼けます。危険。
洞窟の入り口の結界を解いたっぽい羨の札が、どんな仕事したのか分からない。…フィーリングでいっか!
大事なのは羨が忘機の腕を支えて歩く、2人の後ろ姿。ナチュラルすぎて気づかない人もいそうなこっそり感。醸すなぁ(によ)

洞窟に入りました。
足骨折してる忘機に松明持たせんなし!
先頭歩いてる時点で温晁の嫌がらせであろうと推測。嫌らしいわー。
温晁のビビリ様がウケる。どんな妖獣なのか、凶悪なことくらいしか知らないから答えられないだけのくせに、ものは言い様。
でもさすがに羨を突き落としたのはビックリしたわ。思い切りがいいなドラマ。
とりあえず喚く温晁をガン無視する皆様。
いいと思います。ちょっとスッキリ。

地底湖。
温晁はえげつない。
あれ、動こうとした江澄を羨が止めた?
珍しい、いつもと反対だ。
綿綿を生贄にしようとする温晁ですが、

ドラマ→金氏の門弟がビビって動き、子軒と忘機にしばかれ、子軒に言葉で「金氏の恥だ」と叱責される。
原作→蘇渉がビビって動き、忘機にしばかれる。「藍氏の恥だ」は言葉ではなく目顔で圧倒。

ドラマは綿綿が金氏の門弟になってるし、おそらくこのときにはすでに蘇渉は藍氏を破門されてるからね。
原作蘇渉が忘機を目の敵にしてたのは、こういう自分の器が小さい故に起こる出来事を勝手に逆恨みして積み上げていった結果でした。後の蘇渉の行動は原作の方が素地が分かりやすい。

温氏兵vs.他世家公子、乱闘開始。
あんたら何しに来たの(おーい)
松明で戦う忘機は新鮮で良いですね!右足が利かなくてその場から大して動いてないのに、温氏兵を軽くあしらえてるのがさすが含光君。どんなときでも端正で優雅。
自分ちのご先祖語録を知らん温晁。
痛快!よくやった羨!(喝采)
このとき温逐流が温晁を助けに行けないように、江澄が阻んでくれてたのね。逐流は元々子供の喧嘩認識で参戦する気なかったとは言え、ドラマではここで江澄と一戦交えてんだな。

人質になった途端、肝の小さい温晁。
妖獣出ました。が。
ちっさ!(驚)
え、そんな感じ?
首と頭はCGなので、例の地下牢にいた霊犬よりはだいぶマシですけども、もっとずっとデカイの想像してた。このサイズでは羨が口ん中に入んないじゃーん。
妖獣と正面から対峙する羨と温晁の表情の違いよ。
怖くても冷静さを保てる丹力がある羨はさすがです。温晁、実は温室育ちで怖い思いしたことなかったと思われ。こんだけ経験値が違うなら、それは相手にされないわ。
叫んだ温晁を突き飛ばしたのは助けるためですよね。優しいんじゃよお前は!
江澄の「愚かな」はどっちに掛かるんだ。叫んだ温晁か、温晁逃すためにわざと剣で切りつけて自分に意識を向けさせた羨か。どっちもっぽいな。

霊嬌もえげつない。
いやいやいや、こんなヤバい妖獣相手にしてるときに、自分より可愛い女の顔焼き潰そうとかビックリだ。そのままでも焼けるのにわざわざ火で熱するとか、邪魔されてもまだ狙う執念とかどんだけ。
横っ飛びで綿綿庇う羨。
ぶはっ!(吹)
いいシーンだと思うのよ、3本構えた矢をそれぞれ3人に正確に当てる弓の腕も流石だと思うし、咄嗟で間に合わないと思ったら体が動いてたのは字面で見てて分かってたけど。まさかのゴールキーパー吹き出してしまった。かっこよくないよぅ(笑)

縄を切って入り口塞ぐ温晁。
その言い訳をゴリ押しできてしまう情勢が恐ろしい。だからこの温氏全盛時代の仙門世家たちは死ぬ気で修練しなきゃいけなかったわけですが。
なんかえらい甘ったれがいる。ピンキリということか。
江家にもまぁ暢気なのがおりますけども、ここは実力が伴っておりますから。

江澄「口を縫うぞ」

縫ってもらえ(笑)
焼かれたとこ、ずいぶん下ですな。ドラマも後からは左鎖骨の下になります。原作もそこ。

池が外と繋がってるかもね。
妖獣が小さいからか、なんだかよく分からないもの(火)を不思議そうに伺う様子が可愛らしく見える。
江澄大活躍。
蓮花塢育ちですから!水練は任せとけ。
江澄は音も波紋も立てずに水に潜れます。貴重な独壇場。
外と繋がってました。
綿綿、足弱いな!気持ちはしっかりしてる子なのに、この話数、またお前か的な役回りになってるのが可哀想。
みんなを逃すために妖獣の気を引く羨。
を、庇って折れてる右足を咬まれる忘機→自分を助けるためにケガした忘機をほっとけるわけないので一緒に残る、の流れなんですが。
江澄が板挟みだったんじゃないかしら。本当は一緒に逃げてほしいけど囮が必要なのも現実(だからってなんでお前が囮を買って出るんだバカ!)、忘機に先越されたけど自分も残って援護したい(けど自分が先導しないと他のみんなが逃げられない)。結果、江澄にとっての最優先を置いて行くしかなかったのは心の底から悔しかったろうと思うのです。これが後々捻じ曲がるんだよ…。

服を脱げ(語弊)。
歯形が痛いー!と思ったら突然のコメディパート。はっはっは、いやこれドラマだけ見てる人は解説ないと意味分からんくないか?
東洋医学的な何かです(簡潔すぎ)。具合悪い人は悪い血が滞ってるので(瘀血(おけつ))、ビックリさせることで流すという作業なんだけども。ドラマ的な演出なのか中国では実際に吐き出させるのか、この先もよく吐血します。悪化なのか改善なのか、日本人感覚で見てる方は判断が難しい。
というかビックリさせ方よ。このときの羨は他意がないので、純粋に忘機を楽にさせるために彼なりのやり方をしただけなんだけども、原作忘機はこの頃にはもう恋心が生まれてましたから。ビックリどころの騒ぎじゃない。そりゃ瘀血も吹っ飛ぶわ(笑)

薬草でケガの手当て。

ドラマ→温寧から貰ったもの。中身が凝血草と分かってるので普通に使用。
原作→綿綿から貰った香り袋。中に薬草も混ざってることしか知らないので、寝そうになってる忘機を起こして使える薬草を仕分けてもらってから使用。

原作忘機は苦労するのです。こっそり人使い荒い羨。
ドラマも原作も忘機の意趣返しは同じ。痛いのに微笑ましい(笑)

忘機「気を持たせるな」

ホントにな!
ここら辺のくだりは原作読破組には堪らんです。忘機の台詞の裏が分かるので。綿綿のことを言ってるはずなのに自分のことを言ってるように聞こえる。お前の行動のせいで忘れられなくなってる人間がもうここにひとりいるんだよ。本当になんも気付いてない羨が小憎らしい。綿綿が好きなんだろうとか、お前だお前!(心叫)
マジ顔で見つめ合わないでー(悶)。ドラマスタッフ、醸すの上手いなぁ。
ついでに原作では、口の減らない羨に耐えかねた忘機が、黙らせるために羨の腕に噛みつくという撃退エピソードもありました。羨の負け(笑)


姑蘇の状況が思ったより深刻だと分かったところで次回持ち越し。
忘機は姑蘇と㬢臣、羨は雲夢と江澄、それぞれの憂いを抱えて、二人だけの夜は更けていくのです。