窖改

好きを語り倒す

陳情令感想 14話 暗黒の剣


陳情令第14話感想です。
原作との比較と、がっつりネタバレしますのでご注意。



おはようございます。
抹額がきっちり戻っておりました。
この場合、羨がどうやって戻したのかをツッコムべきか、羨に頭触られても起きなかった忘機にニヨるべきか。悩む。
羨はめっちゃ朝に弱いです。どうやっても起きないくらい寝坊助です。忘機より早く起きてるとかありえない。よって、寝てないかもしれない疑惑が浮上。大丈夫か。

妖獣は屠戮玄武。
ち、か、い!(ぶふっ)
そんなくっついて座らんでも…!
人との距離感がバグってる羨の特性が顔出してるのに忘機が気にしてない。今までだったら速攻離れるのに。ケガで動けないからとか言わない、嫌な顔してない。心情の変化が伺えますねーふふふー(によ)

倒せば英雄、死んでも恥じゃない。
忘機が目から鱗の顔してる。こんな奔放な考え方があるんだとか思ってそう。
ガッチガチの規則で四角四面にしか生きて来なかった忘機には、座学時代からこの柔軟さはある意味怖かったんじゃないかしら。誓いがあるとは言え、普通なら屠戮玄武が相手なんて知ったら怖気付きそうなものを、正体なんかどうでもいいと笑い飛ばせる強さってどっから来るの。口先だけで強がってるわけじゃない、やけっぱちになってるのでもない、軽口なのに軽薄に聞こえないどころか頼もしさまで感じる羨マジック。すげぇ。
あ、屠戮ちゃん、400歳じゃなかったね。薛重亥が陰鉄で作ったんじゃなくて、400年前に操って悪さしたのであって、屠戮玄武自体は万を超すご長寿でした。こんなの操れた陰鉄がすごいと言う話か。

戦闘準備。
羨が忘機に手を添えて歩かせてるのがツボった。仕草が優しい…!(萌)
弓の弦が思ったより縄なわしてた。琴の弦と混ざってた。寒潭洞での衝撃波のようなんでなく、物理的に弦を使うこっちが元祖弦殺術です。馴染む。

甲羅の中へ。
え、そんなコマ落としみたいにポンとかい。いやいいけども。明らかに異空間ですな。
甲羅に入る前に忘機が羨のデコに何かしたのって、念話機能だったのね。これは原作にはなかった。便利だな仙術!
さりげなくマネキンチックな手が落ちている(おうふ)
繭っぽいのに顔近づけるのやめてー。急に動きそうで怖いんだよ(怯)

剣がありました。
ドラマ→強い怨念があり、屠戮玄武を封印していた。
原作→屠戮に喰われた何千人分の怨念に晒され続けたため強い陰気を持っているが、とくに封印とかしてたわけではない。そこにあっただけ。

原作は喰われた誰かの仙剣が屠戮の中で異質になったものでしたけども、ドラマは元から屠戮を封印するためにあそこに刺したものだったのだとしたら、そんな引っこ抜いたらダメなんじゃ…?とか、思ったり。
あ、あれか、先に羨が言ってた、屠戮は池から離れられないようだ、っていうのが封印の効果か。だと、封印解いたらどうなるか分かっててのあの顔か。負ける気ないなー。

屠戮を甲羅から追い出しました。
ドラマ→剣を屠戮の顎に下から突き刺す。
原作→屠戮に飲み込まれそうになったので、口の中で剣をつっかえ棒にして踏ん張る。

ドラマ屠戮、ちっちゃいから。羨サイズでは口に入りません。
顎に剣と羨ぶら下げて甲羅から出てきたときは、命懸けなシーンのはずなのにうっかり笑いそうになった。すまん。
忘機の弦殺術の使い方も、原作とイメージがだいぶ違います。ざっくり言うと、原作は忘機が仕込んだ弦を弾いて屠戮の首肉をじわじわ削いでいくのですが、ドラマは巻きつけて首を絞めてる感じ?

ロデオな忘機と絶叫マシンな羨。
最初見たとき、振り回されすぎて羨が酔ったのかと(笑)
剣の怨念に呑まれちゃったっぽい。うわぁ、羨が悪い顔してる!
今思えば、後々忘機が羨を正道に戻そうと躍起になるのって、ここで明らかにおかしいあの顔を見たからだったんだと思った。羨らしくない。

屠戮を倒しました。
と思ったら唐突に不夜天。
別の陰鉄のカケラで作られた傀儡は操れない。原作陰虎符と縛りは同じですな。
薛洋は行方知れずのまま。さて陰鉄はどこだ。

玄武洞
この吐血は瘀血を吐き出した方でOK?

ドラマ羨→割とおとなしい。
原作羨→熱出してヨタヨタしてんのに騒いで、忘機に大人しく寝てなさいと3回くらい窘められる。

ドラマにはないけども、原作だと「こんな簡単に熱出すなんて」というような羨のセリフがあります。薬草を全部忘機の足に使って、自分の火傷はほっといたから悪化したのもありますが、腐女子脳的にはそばに忘機がいるからひとりで頑張んなくていいよって、頭より先に体が覚えたんだろうなーとか思うわけです。

無茶振りする羨に忘機が歌ってくれます。
最終回みたいな作りになってるよ!(笑)
こんなこともあったねー的なダイジェスト。なにこの盛り上げ。あれか、平和に子供でいられた時間はここまでですよってことですか、そうですか。そうね、ここから先は坂道を転げ落ちるようにしんどくなっていくからね。忘機ともしばらくバイバイだし。
ていうか吹き替え!曲名聞こえたらダメだろう!熱で朦朧としてて聞き取れなかったから最後まで引っ張れたのに!
原作はもちろん、ドラマの中国語音声も字幕も曲名隠してた意味…。

気がついたら外でした。
あれ、蓮花塢ではないのね。
ついいつもの調子でどついちゃって慌てる江澄、芸が細かい。このさり気なさが好き。後ろ姿で表情は見えないけど、悪態ついてる口とは違う顔してるんだろうなーと容易に想像がつきます。羨に伸ばす手が心配してる。
忘機は姑蘇へ。
ドラマでは削られた綿綿の香り袋、原作で羨が持ってた中身が空のそれがこのときなくなっておりまして。実はこっそり忘機がくすねてたというオチがありました。現在編になってからバレるんだけどもね。若かりし忘機のささやかな欲とヤキモチ。ふふふー。
金氏の協力がなければ。
う、ん、うん、まぁ(渋)
原作は江氏主力での救出でしたが、ドラマは金氏が主力での救出だった様子。
ちゃんとお礼言える羨は偉いなぁ。
金子軒はね、金氏の中ではマシな方だからまあいいんだけども。宗主の金光善が嫌いすぎて、こればかりは如何ともしがたく。

剣の扱い。
ドラマ→蓮花塢にお持ち帰り。
原作→屠戮倒した際に池に沈んだまま。

蓮花塢に帰ってきました。
気が抜けた(再)。
玄武洞から歩いて帰ってくるとなると4、5日かかるんじゃないっけ、と思って。そりゃ倒れるわ。
汁物持ってくる江澄が嬉しそう。目が覚めて早々元気そうな兄ちゃんにホッとしたか。いつもこういう素直な顔してればいいのに、見納めが近いと思うと尚更貴重な笑顔。
労いに来てくれる楓眠。
ドラマ羨は原作と比べて、江澄に花を持たせようとする気遣いが随所に見えます。父上も態度には出さないけども、息子が頑張ったのちゃんと分かってる顔してる。のに。
当の息子が一言多いんだよ、黙っとけばいいのに!
負けず嫌いな上に悔しい思いもしたし心配もしたし苦労もしたしで、ついなー。まだ子供らしい。17歳になるかならないかくらいですもの。
虞夫人。
この人うるさ…ゲフンッ。
江澄と言葉のチョイスが被る。昔っから子供の前でこの調子で暴言吐いてたんだろうなぁ、子供に移るくらい。羨が養子になって自分の息子と比べるようになってから余計に、ってことなんだろうけども。
ここに来たからには、羨の様子を見に来たって根っこがあるはずだと思うのよ。だけど羨は起きて元気そうだし旦那は息子に説教してる上に何しに来たとか言われるしで、攻撃態勢に入っちゃったんだろうと思われ。
父上、本来は包容力のある優しい人だと思うのに、なんで虞夫人には不器用にしか接せないんだろうね。子供の前で夫婦喧嘩すんなよ…。

江澄の苦悩。
子供の頃から凹んだ江澄を引っ張り上げるのは羨のお仕事で、それがもう普通になってんだろうね。本当は両親とも尊敬してて認められたい江澄としては羨が元の家庭不和ではあるんだけども、羨がいるからこそ潰されないで乗り越えて来られてるのも事実なんでしょう。

羨「お前が宗主になったら俺は部下。藍氏が双璧なら江氏には双傑がいる」

この言葉を江澄がどれだけ心の支えにしてたか。



次回から怒涛のしんどい編開始です。
羨が忘機と再会できるのはしばらく後。