窖改

好きを語り倒す

陳情令感想 15話 母の思い


陳情令第15話感想です。
原作との比較と、がっつりネタバレしますのでご注意。



蓮花塢。
姚宗主が逃げて来ました。
この人、温氏管轄の土地で仙門開いてた人だったのね。亡命しようとして反逆とみなされたっぽい。
玄武洞とかでちょいちょい見かけてた、四大世家とは違う校服の門弟たちって姚氏だったのか。
この辺のくだりではいい人っぽかったのに、そう思えたのここだけだったなー。この人も嫌いランキング上位常連です。そしてなんだかんだと最後まで生き残る。
苗字の「姚」は、日本語では美しいという意味の漢字です。中国語での意味も同じだとすると、どんだけ皮肉を込めたのか(苦笑)

金氏の評価。
金氏は強大だけど、父上も光善を頼りにはしてなかった。良かった父上にちゃんと見る目があって。政治的には友好でも個人的には距離を置く関係が見える。
その分、なんだかやけに息子たちが子軒持ち上げるな。って思ってたら。

江澄の阿羨呼びー!!(叫)

え、聞き間違いじゃないよね!?
本題吹っ飛んだ、貴重すぎて悶え死ぬ。
なにをそんなに拘ってるのかと訝るくらいフルネーム呼びしかしない江澄が。あの江澄が。
羨が来たばかりのちっちゃい頃はこっち呼びだったんだろうなーとか思ったら、羨もちょっと前までもしかしたら阿澄呼びしてたのかもねー、とか、か、むはっ…!!(落ち着け)

姚宗主を蘭陵に護送。
うん?あれ、師姉は付き添いなだけ?
原作は蓮花塢襲撃を見越して、師姉を母親の実家(眉山)に預けるために父上が連れて行きます。
そして、あんだけケンケンしてても夫婦は夫婦なんだね。虞夫人側からしたら嫉妬してるだけだから。素直じゃないご夫婦。

雨の蓮花塢。
澄羨の会話よりも、あの建物の造りだとそこら中ビッショビショじゃね?の方が気になる。
先行きを暗示するような天気ですな。

不夜天。
薛洋は依然行方知れず、情寧姉弟は夷陵に派遣。
この辺で情寧姉弟は夷陵の観察寮住まいになってんだね。
まだ4つ目の陰鉄が見つかってないのに、最有力候補の薛洋がどっかで殺されてるかもとか、保身のためにボスに言えちゃうこの息子は、やっぱりあんまり賢くないと思う。
屠戮を封印してた物が並の仙器ではないと予測はできても、それが剣の形してるのは知らないのよね。羨が蓮花塢にお持ち帰りしたのも知らないけど、蓮花塢襲撃許可がおりて、図らずも封印の剣に近づいてる温晁の運の良さ。ただおバカちゃんすぎて活かせないという。

蓮花塢。
六師弟の愛称(小六(シャオリュー))の響きが可愛い。
父上たちを送り出してから一月も経ってたの!
金光善が協力を渋ったか、もしくは息子と師姉をくっつけたい金夫人が帰さなかったか。

霊嬌出た。
これもバカすぎてどうしたら。
仙督やってる仙府に属してるから自分が天辺、みたいな態度取るにしても頭弱すぎ。そもそも彼女は仙督の次男の愛人なだけで、元々ただの侍女なので、修士でもなければ学もないです。
下僕は下僕。お前がな。

見せしめの罰。
虞夫人は霊嬌の言葉を信じてないと思うんだ。嘘と言いがかりと分かってても、面と向かって逆らえない立場で、抑えて抑えてギリギリの折り合いが羨を打つこと。
羨も分かってるから、嘘に反論もしないし黙って打たれてる。全て江家を守るため。
その中で感情を隠せない江澄は、日頃天邪鬼でも優しい子なんだと思います。

堪忍袋の緒が切れました。
右手を切り落とせ、が起爆剤。霊嬌、調子に乗りすぎ。
ここで虞夫人が本気で羨の右手を切り落とすと思っちゃう江澄は、まだおかんの愛の深さに気づいてないのです。虞夫人、蓮花塢を観察寮にされることより、羨に罰を与えさせられたことに怒ってるんだもの。
ビンタ、スッキリ。よく我慢した!
ケンカ買うことになっても譲れんものは譲れん。

化丹手参戦。
霊嬌キャンキャン言ってるけど、実は化丹手に煩わしいから離れてろって言ったの自分なんだぜ。タイムラグは自業自得なのにこの態度。

侍女二人が援護してる間に息子たちを逃す虞夫人。
原作ではもっと後だけど、ドラマではさっきの化丹手に江澄が平手で打たれたときに金丹消されたんじゃ…と、思ったんだけど。どうだろう。脈診て傷は浅い言ってるから違うかな。
虞夫人、口でどれだけ罵ってても本気で羨を憎んではいないと思うのです。羨なんかほっといて息子だけ逃せばいいものを、江澄を守れという命令を、自分に対して羨を助ける口実にしたように感じる。近くにいたとは言え、真っ先に息子に行かずに先に羨に手を伸ばした瞬間は、ただ二人を逃すことしか考えなかったと思うんだ。
ドラマでは言及がないけども、今まで虞夫人は羨への罰で祠堂に跪かせることは何度もあったけど、紫電で打ったことは一度もありません。罵るだけで体罰はほとんどしなかった。一月は立てないと言った見せしめも、言うほど強くは打ってないはずなんだ、すぐ動けてるから。
虞夫人の心の奥の奥では、羨も息子だったんだと思ってる。

父上と師姉が帰ってきました。
紫電、いいなぁ。ここまで己の意思を持つように見える仙器が他に出ないからか、えらい特別に感じる。
ちゃんと、紫電から見た序列2位に楓眠が入っておりました。紫電が言うこと聞く順番。江澄は3位。これも虞夫人が事前に紫電に伝えていたものです(原作)。なんかもう、言葉にしない虞夫人の愛がてんこ盛り。
原作だと師姉はもう眉山にいるのでここからは羨と江澄の二人だけなんですが、ドラマ、師姉いるからね。男二人はダメですか、そうですか。
死にに行くと分かってる父上を見送ることしかできない3人。辛いシーンなんだよ。なのに、

画面の下の方で羨と江澄が手繋いでるのが気になって気になって…!!

3人を縛ってる紫電がCGだから、解こうと暴れる演技しても背中が離れないように繋いでるんだろうと予想はできます。恋人繋ぎも都合でしょう。
だったらせめてフレームアウトしてあげて!(笑)
悲しみが吹っ飛んでしまったわ。



江澄17歳、羨18歳、師姉20歳くらい。
これがしんどいの序の口ですからね…。