窖改

好きを語り倒す

陳情令感想 4話 異端の仙師

陳情令第4話感想です。
原作との比較が多く、がっつりネタバレしますのでご注意。



すごーく今更なことなんですが、前回の感想書いてて思った。
過去編の開始、16年前じゃなく23年前だ。
過去の時間経過が原作と同じと仮定すると、前生の羨は享年22歳くらい。そっから蘇るまでが16年間です。過去の開始が座学時代の15歳だから、本当は23年前になる、って、こんだけ見てて気づくのおせぇ(笑)
そうすると現在編の忘機は40手前…ゲフンッ
ごめんなさい黙ります。金丹万歳!


さてさて、藍家の座学開始です。
拝礼風景からすっごい違和感。師姉がいる…っ。
いやドラマではいるって分かってるんだけども。ほら、藍氏は厳格な家だから、原作は男修女修の生息域(?)が全く被らないようになってるのです。よって女修が同じ部屋にいるとかありえない、から。なんかソワっとする〜。

家規を読み上げてる側でコソコソする羨と懐桑。
早速悪友ゲット。
1回目のときはサラーっと見てたけども、2周目以降は耳が痛い。家規が。最初のが一番痛い。
孟瑶の生い立ちを、登場と同時に門弟の会話としてきっちり説明してくれるドラマは親切。親切だけども、孟瑶が聶氏の門弟になってんのえらい早いな、ビックリしたよ!
ここでの孟瑶の様子で、彼がどういう立場かをうまーく見せてますね。㬢臣との関係も。兄上優しい。

バカ息子来た!(温晁)
座学に温氏が参加するのもドラマオリジナルです。原作よりも人同士の関係性をより強く持たせるシナリオになってるなと思う。羨が将来的に選ぶ道に視聴者が納得できる理由を、コツコツ積み上げてる感じ。
同じ温氏でも真っ当な考えを持った温情と、温晁に燃やされる門番を見てられなくて顔ごと逸らす温寧はいい子。
温晁はただの小者ですけども、怖いのは陰鉄持った親です。これだけ横暴な温氏が仙督やってるんだから、他の世家はうっかりしてると潰されるという切迫感も伝わる。
そして動じない㬢臣。さすが宗主。
彼の裂氷(リエビン)好き。玉の笛だからか、音が深く低く、深山を思わせる幽玄な感じが㬢臣らしい。吹き始めとか吹き終わったときに、クルッと回すのも好き。羨も陳情持つようになるとよくやるんだ。手遊びで回すのはカッコつけてるらしいけども、真面目なときは回すことで笛の中に入った唾液を払ってんじゃないかと思ってる。
忘機はさすが兄上とか思ってそう。温晁とは器が違うわ。

拝礼終わった途端に漂う学園臭。
中高生くらいの子達が集まっての勉強会みたいなもんだから間違いではないが、羨がガキ大将だ(笑)。
案外、江澄は苦労性だと思います。この兄弟子、性能良いくせにやんちゃ坊主なんだもの。やればできるのにやらないタイプ。どうやっても勝てない弟からしたら悔しかろうと思うのだ。
この頃はまだ呼び名が定まってなくて、羨が忘機をいろんな呼び方してるのも貴重です。ガン無視されてるのもむしろ平和に感じる。

温氏が火術を使うというのもドラマオリジナル設定。
なるほど、だから本拠地が火山みたいなとこなのか!
陰虎符由来の傀儡が黒い血管みたいなんだったのに対して、温氏が陰鉄使って作ってる傀儡はマグマの亀裂みたいな痕が出るっぽい。まだ仮定だけども。

沢蕪君にご挨拶の孟瑶。
この頃は普通に礼儀正しい真面目な人だと思ってた。沢蕪君に見せる顔と違って通り過ぎる門弟たちを見る顔が硬いのは、拝礼のときの陰口のせいだと思ってたけども、今思うともっとずっと根が深かったのかもしれない。どんな気持ちで見送ってたのか。

裏山の温情。
あ、鍼。東洋医学とは縁があるのでつい目が行く。竜頭がキレイ。撮影用かしら。
ていうか、温情て歳いくつ?
医者やってるくらいだから羨たちとどっこいとは考えにくいんだが(はて)。

川で魚取りしてる羨と懐桑が平和。
地名が清河なのに山しかないとか。なんか謂れがありそうだけども本編と関わりないので差し当たってスルー。ええー気になるんだけど。
遊んでてもアンテナが働く羨はやっぱり出来る子だと思います。

江家の3人。
心配させやがってって自分で言ってるのに認めないとか(笑)
江澄はものすごく難しいキャラだと思います。性格もだけど、抱えてる感情が。座学時代はまだ14歳だから子供らしい怒り止まりだけど、拗らせるんだよこの先。
ドラマはそんな弟2人にとってどれだけ師姉の存在が大きかったか、たっぷり尺取ってじわじわと心に染み込ませてくる作りになってて、そこはいいんじゃないかと思う。

第四の方法。
嘘から出た誠的な。ここまではっきりこの先を暗示するやり取りしてたんだね。
1周目のときは、啓仁先生、家規に書を投げてはいけませんってないの?とか軽ーく思ったくらいだったんだ。コメディパートくらいにしか思ってなかった。2周目以降に見ると笑えない。
でも羨の2回目の書の避け方は好き。

滝で温寧に弓の手解きする羨。
蔵書閣がどこか分からなくて道に迷ったと思われ(笑)
ここで羨が言ってる「清談会では見かけなかった」とは、本来は座学の1年後に開催される温氏主催の清談会のことです。ドラマだと座学が後になってるのね。原作だとその清談会の弓比べで初めて、羨は温寧と知り合います。ついでに抹額の意味を知らない羨が忘機のに触っちゃって大変なことになったりもしました。
ドラマで温寧が自分を若輩者と言ってるのは、年齢?それとも技術的に?結丹できてないとか、そういう?そういえば温寧は仙剣持ってない。うぬ。
あ、この辺見ててなんとなく思った。魏兄とか温兄とか、「兄」って年上って意味でなくて敬称みたい?
今まさに講義中のはずなのに裏山にいる温情、は、座学に出てないっぽいんだがいいのか。姉弟揃って出ないなら何で来たし、とか思われてないの?目的が違うって、あからさまなんだが。

随便vs避塵
ちょっとすぎる!貴重な随便の出番!
いきなり剣を抜く羨は気持ちが警戒の方向に行ってたから反射で…というところでしょうが、おそらく忘機は迷子を探しに来ただけだと思います。
お手数お掛けして…!(笑)



タイトルの「異端の仙師」って誰のことだろう。
羨?