窖改

好きを語り倒す

陳情令感想 6話 志の継承


陳情令第6話感想です。
原作との比較と、がっつりネタバレしますのでご注意。



雲深不知処。
5話の最後で天子笑買ってたの、羨だった。
天子笑は強めの酒です。お前たちまだ中学生くらいだろって。でも日本でも昔は15歳で成人だったから、古代中国も15歳前後での飲酒は普通なのかな。
ここでうっかり恋バナな流れになってソワっとしましたが、羨が自分のことには乗らなくてホッとした。ありがとうドラマスタッフ、原作ファンに気を遣ってくれて。
忘機に見つかりました。
とりあえず弟分たちを逃す羨はやっぱりガキ大将だと思います。頼れる。
ここら辺の羨の後ろ髪、さらっさらで綺麗。触りたい。めっちゃ手触り良さそう。
初酔っ払い忘機、ここに持ってきた!
そうか、ドラマでは過去編でもう忘機が酒に弱いって分かっちゃうんだね。
ていうかこのパート、原作では現在編でやるネタ、てんこ盛りだな!
抹額の意味もサラッと知れちゃうし、羨兄ちゃん呼びさせるとか、待ってここで!?
一生独身だなとか、どの口が言うんだ(笑)
シリアスに語ってるところ大変申し訳ないんだが、忘機は一回寝てから酔うので、たぶん記憶に残ってない、よ。
酔った忘機の寝相はどうかと思うー!
親しみやすさを演出するためだろうと理解はできるけど、できるけど…!
忘機もまだ子供じゃのう。

啓仁先生と㬢臣。
聶氏でも同じような摂霊事件が起きておりました。
啓仁先生、羨のお母さんを知ってる様子?
この辺の人物関係は原作とはだいぶ違うくなってます。あんまり好意的ではない様子だけど、㬢臣が穏やかな顔してるから、そこまで深刻ではないのかな。

啓仁先生と蔵色散人は学友だった上に、羨は母親に性格がそっくりらしい。
ほほう。蔵色散人の人となりは原作でチラッとしか出てないので、ドラマオリジナルでも何かしら情報があると想像しやすくて良いと思います。

冷泉。
ちょこちょこ寄ってく羨に、一歩でスッと同じ距離避ける忘機のシーン、好き。
友達になりたいなんて言われたことなかったろうから、あの仏頂面の陰で内心戸惑ってたんではないかと。どんだけ拒絶してもどんどん寄ってくる、なんだコイツはと思ってたんだろうな、この頃は。
原作だとここで羨が忘機を蓮花塢に誘って断られて終わりで、その先のエピソードはドラマオリジナルです。

冷泉の下に洞窟がありました。
原作とドラマでは弦殺術もだいぶ違うっぽい。原作弦殺術は文字通り琴の弦を使う物理的なもので(琴本体から弦を一瞬で外せるように細工してある)、ドラマは衝撃派みたいな感じなのだね。これだと、忘機が普通に使う破障音の攻撃も弦殺術のうちになるのか?
ウサギの群れ。
かわいいんじゃよ!この世界の白ウサギ、めっちゃかわいい!

忘羨の捜索。
え、そんな大事?
って思ったら、師姉と子軒のシーンのためか。
ドラマだと師姉は見た目も綺麗で可愛い人ですが、原作師姉は内面は申し分ないいい人なんだけども器量があまり良くなく地味な見た目です。金氏は派手好みなので、金夫人以外からは師姉はあまり歓迎されてないっぽいんだな。子軒自身もそう言う気質があるのを知ってる師姉は控えめに接して、子軒は師姉が気にはなってるけども周りの目を気にしてツンツンしてる状態、のようです。子軒が羨たちとどっこいなら師姉より年下になりますけど、そういうのも子軒的に素直になれない要因のひとつかな。

寒潭洞。
陰鉄とはなんぞや、の説明タイム。
ほほう。もともとあった仙器を薛重亥が悪いものに変えちゃったのだね。原作だと屠戮玄武は400歳らしいので、ここで言う数百年前というのは大体400年前と思っていいかな。
この頃の温氏の宗主は初代温卯。薛重亥が温卯に自分と同じ道を辿ると言ってるから、当時から温氏は他の四大世家とは薛重亥を討伐する目的が違ってたのかもしれない。
で、寒潭洞に封印された陰鉄のかけらを解放しちゃう藍翼さんですが。
面白い対比だなーと思った。抱山散人は蔵色散人の師で、羨は孫弟子にあたります。その羨と藍氏の3代目宗主が同じ考えで、理詰めで止めようとした抱山の行動は忘機がやりそうなこと。氏が持つ特性が必ずしも揃わず、正反対のことを成そうとする者が現れる。この特性がひっくり返ってるのが面白いと思った。

そして、6話は抹額なし忘機をたっぷり見られる貴重な回です。ここ大事。家族か妻子しか触ってダメって言ってるのに抹額貸せとか、お前話聞いてろし(笑)